業務案内

飲食店創業支援

ビジョンのヒヤリング
まず最初はオーナーさんがどんな考えでどんなお店を開業したいのか、をじっくりとお聞きしていきます。開業しようとする方はすべて何かしらの「夢」をもっているはずです。その夢をしっかりと語ってもらうことで、夢が実現した時のイメージを作っていきましょう。それがあなたの「ビジョン」です。
コンセプトの構築
あなたが描いたビジョンを実現するために飲食店という手段を使うわけですが、その手段である飲食店は、お客様にどんな価値を提供することができるのか、を深堀して考えてみましょう。あなたのお店に来店するお客様たちの第一の目的はあなたが作るお料理を味わうことではないはずです。あなたのお料理はお客様にとっては手段でしかありません。あなたがお客様に提供したいと考えていることを明確にしていきましょう。
市場調査
あなたが考えているコンセプトは、あなただけが提供しているものではありません。市場にはあなたと同じようなコンセプトで飲食店を開業しているところはたくさんあるはずです。お客様は自分の目的のためにいくつかの飲食店を候補に挙げてきます。あなたはこのような現実をしっかりと把握しておかなければなりません。
経営戦略の構築
あなたが開業する飲食店のコンセプトやその市場調査を行った後に、いよいよあなたの飲食店の経営戦略を構築していきましょう。経営戦略構築に必要な要素は「ターゲット顧客」「戦場と競合」「強味」「独自資源」です。特に競合他店と比べてどのような「強味」をもっているのか、または作っていくのかは厳しい競争下には大切な要素となっていきます。
利益計画
あなたが考えているコンセプトを実現させるために一番必要なものは「資金」です。そしてそれは日常の経営の中から「利益」として創出していかなくてはなりません。どんなにすばらしいコンセプトであっても経営採算が合わない運営をしたのであれば、その実現は叶いません。コンセプトの実現にはしっかりとした実現可能な利益計画が当然必要になってきます。

事業再生

現状の分析
お問い合わせの時点で、出来れば事業の決算書などの経営帳簿を閲覧させてもらっています。その後一度オーナーさんと面談し、経営ビジョンを含めた事業の経緯や決算数字に基づいたお話をさせていただき、現状の分析を始めていきます。
この時私が診断基準としているのが、お店に伺った時やオーナーさんと面談した時の初見です。前職において数多くの飲食店さんと信用取引をさせてもらった経験から、なんとなく良し悪しを感じるスキルが身についています。その経験を踏まえ、多角的な側面から現在の課題を見つけていきます。
ミステリー調査
飲食店にとって来店客が感じ取る印象は大きな影響をもっています。一般の来店客が感じる印象は、私が前職の体験から感じるものとは違っています。そのため必要に応じて、外部機関にミステリー調査の依頼を行う場合もあります。
その結果は報告書として提示させてもらい、現状のより深い分析に役立たせていきます。
経営戦略の見直し
飲食店の経営において最も大切なものは「コンセプト」です。苦境に陥っている飲食店の多くがコンセプト確立していないことが多いのです。
「あなたは何のために飲食店を経営しているのですか?」
この質問に5秒以内で答えられないとしたら、お客様があなたのお店を利用する意味を感じられないということです。
もし、あなたのお店がそのような状態であるならば、一から経営戦略の再構築を行っていきましょう。
改善計画の作成
現状分析を行い、ミステリー調査による客観的な評価をもとに経営戦略を再構築した後には、正当なる純利益を確保するための損益計画を作成し、売上高や粗利益、固定費などのバランスを整えた利益計画を作成します。
さらに、利益計画に掲げた数値を実現するための行動リストと実行計画を立て、それぞれの行動に対しての責任者を割り当て、実行に移します。
一定期間の経過観察
再生計画ができ、実行に移ったとしても、その成果は行ってみなければ分かりません。そのために、期間を定めて成果を評価していく必要があります。そして、目論見通りに進んでいない場合には、行動計画や数値計画などの見直しを行い、改めて新しい改善計画を作成し再出発をしていきます。このようなサイクルをPDCAサイクルと称し、事業再生の基本モデルとなっています。